家でも外出先でも想定外のことをする息子。
自動販売機のボタンを押したかったとか、気になるもの触りたいとか見たいとか、周りに人がたくさんいるのが怖いとか様々な理由でかんしゃくが起こります。泣くというよりは泣き叫び攻撃してくるような状態になり抱っこすることも足がジタバタしてるので近寄ることもできないときもありました。注目を集める私たち。周囲の目線が突き刺さるような感覚でした。
特に誰かと一緒に行動してるときに癇癪が起きてしまうともう、地獄でした。
声をかけてくれても息子には届きませんし、逆にひどくなり謝られたり。この子どうしたの??と尋ねられても答えられません。寝そべって泣き叫ぶ息子と同行者のケア?下の子を連れていれば1歳児の安全管理もしなくてはならず、とにかくいつも神経がピンピンでした。
我が子を理解したいのにできない。毎日つらい。逃げ出したい。でもこの子の母親でいたい
笑顔で過ごせない。仕事ばかりで不在の夫、ムカつく。
というごちゃごちゃの気持ちを整理したくて本を読んだり相談したりしました。
もしも、うちの子もじゃん!という方のお役に立てば幸いです。
今でも、泣き叫ぶ3歳くらいの子をみかけると当時の気持ちを思い出し、決して声はかけませんよ。でも心の中では親御さんにめっちゃエールを送っています。
やっとみつけた私の問題点。よその子作戦。訪れた変化。
様々な知識を得るなかで私の捉え方に問題があるのかも知れないと気が付きました。
自己分析の結果、私の問題点は大きく分けて2つ
①子育ての主役が自分になっていた。
②世間の声にビビり過ぎていた。
このことたどり着くまでに何年もかかってしまいました。
夫とも何度も意見の衝突をしましたし、近い身内から言われる正論や理想論に大いに傷つきました。
真面目で繊細なんです
でも気が強いので家族から笑われますけど。
- 甘やかしてはダメだよ
- ちゃんと教えてあげないと
- 言うことを聞かせるのがしつけだよ
- 何か問題があるか調べたら?
などなど。もやもや。
よその子作戦とは
まずは心の余裕を取り戻すために一人の時間を確保しました。
夫を頼れなかったときには民間の一時保育に預けたりしました。
これはとても大切なことです。一時間でも子どもと離れることでお迎えに行くととてもかわいくみえました。
そして
一人の時間に泣いて暴れる子を見てもかわいいと思うこの感覚は何なんだろうと考えて
ひらめきました。
よその子だからだ!
試しに
我が子のことを、よその子だと思ってみることにしました。頭の中だけ。
これが大成功だったのです。
お行儀よくして
泣かないで
こぼさないで食べてよ
ちゃんと挨拶して
早く歩いて
子どものことを自分の持ち物とでも思っていたのか、親の都合ばかりの声かけばかりだったことに気が付きました。当時のわたしは子育て一年生。何が正解かなんて今でもわかりませんが
疲弊して大切なことを見失っていました。
産まれたときは、ただ生きていてくれたらよかったのにね。
息子の変化
私からのああしろこうしろという声かけが激減。「ごはんたべよー」などの最低限になりました。すると数日して息子が落ち着いてきたのです。
穏やかになりました。これが一番驚きました。
私ばかりつらいと思っていましたが、息子にとってもストレスが多い環境だった(してしまっていた)ことにやっと気が付きました。ごめんね。
さあ!見つけたね。ここからどうするのアタシ!
まずは何事においても子どもの立場になって考える。
ありのままの我が子を受け入れます。言葉でいうのは簡単ですが子育てしながら実践するのは
修行です。
だってうちの子何回注意してもテーブルに乗るし、決まったものしか食べないし、嘘みたいに食べるの下手で、こぼした牛乳のうえをミニカー走らせるんだよ?言葉も全然話さないからごめんもありがとうも言えないし、欲しいもの見たいものあったら我慢できないし。じっとしてられないから行列に並べないし脱走してみつからないし、やっと見つけたらお店の床に寝てたりするよ。
すぐに空気を読んじゃうし、子どもに我慢させちゃう、恥ずかしいって思うし
ここで注意しないとダメな親って思われちゃう。
はい、ストップ!!
じゃさ、ストレスかかることやめてみよう。思い切ってさ。
しがらみ?みたいなものから抜け出すのはそれなりに大変でしたが、私も息子もどんどん楽になりました。
とにかく息子を観察してみてから、声掛けトライ&エラー。
とは言っても、神みたいに出来た人間ではないので。
我慢の限界で、大爆発!みたいなことにもなってましたが。。。 本当に少しずつでした。
振り返るとこの時間が母親にしてもらったということだと思います。
息子を観察することで良いところにも目が向きました。
- 心優しいところ。
- 風景や人の変化によく気が付く。
- 好奇心旺盛。
- 命にかかわることなどは注意したらちゃんと聞ける。
快適で安全な場所を与える。 だけでいい。
この記事のなかで伝えたいことは
考え方、捉え方次第で変化する問題はあるということです。
親も子も同じ人間で、パーフェクトな人なんていないですよね。
わたしは、考えを変えることがなかなかできませんでした。感情的になりたたいてしまったり、怒鳴ったりして自己嫌悪ばかりでした。
少しずつマインドチェンジしていくことで親も子も楽になりました。
高校生になった息子は自分の意見をしっかり言える子になりました。私の知らないことも教えてくれますし優しいです。私がそう育てたのではなく元々そういう子でした。
危なく、良い個性までぶっ潰すところでした。
問題や課題はありますが
私の人生ではないので程よい距離を保ってサポートしていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
よく聞いたフレーズ。ホントにそうかなって疑問を抱えながらも言い返せなかったよー